会社をやめて過ごし方がわからない…研究室生活を振り返ってみました。

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241030_研究室生活 大学時代のこと

会社をやめました。

久しぶりすぎるフリーな日々に、どう過ごしたらいいものか、正直戸惑っています…

会社員の時は、

平日の決まった時間に毎日仕事して、土日に休む

という、規則的な生活を送っていたんですよね。

好きな時間に寝て、好きな時間に寝ていい、夢の生活がやってきたのですが…

突然1日を自由に使って良くなると、逆に難しいんです。

そこで、同じように、好きな時間に寝て、好きな時間に起きて良かった、大学の研究室生活を振り返ることにしました。

もちろん、研究室生活は、完全に自由というわけではないですが。

でも、会社員生活に比べれば、かなり自由でした。

それではさっそく振り返っていきますね。

研究室生活の時間の使い方

研究室に配属されたのは、大学4年生の初めでした。

その頃の私は、まだアルバイトと部活を続けていたので、研究室に行くのは週に3回くらいでした。

この頻度は、特別多い方でも少ない方でもなくて、その研究室の中では、標準的な感じだったと思います。

もちろん、私の記憶では、です(笑)

研究室に行く日の流れは、以下のような感じです。

研究室に行く日の流れ
  • 朝はのんびり起きて昼前頃に大学に到着
  • 大学の食堂や近くのお店でお昼ご飯
  • しばらく研究室で過ごす
  • 夕方または夜に研究室を出る

部活はだいたい夜(17:00〜20:30)だったので、研究室でちょっと研究した後に部活に向かう、ということも多かったです。

部活がない日で、「ちょっと研究頑張ろう」というやる気がある日は、夜まで研究室にいることもありました(笑)

20時とか21時くらいですかね??

(卒業前最後の追い込みの時期には、一度徹夜で論文を書いたこともありました…!懐かしい!!)

夜まで研究室にいる時は、夜ご飯も大学の食堂や近くのお店で食べていました。

部活の同期を誘って一緒に夜ご飯を食べることもありましたね。

仲のいい同期と会話しながら楽しく夜ご飯を食べて、とてもいい気分転換になったのを覚えています♪

あとは、移動時間や隙間時間を活用することも、大切にしていました。

東大には、いくつかキャンパスがあります。

私の研究室があるのは「本郷キャンパス」なのですが、部活があるのはなんと「駒場キャンパス」だったんです。

本郷キャンパスから駒場キャンパスまで、電車で1時間くらいかかって、なんとも不便でした…

なんで部活が駒場キャンパスなんだ…と思いつつも、それはどうしようもありません。

それなら、「この移動時間を有効活用してやろう」という感じでした。

今思うと、とてもいいことだったと思います。

研究って、研究室の椅子に座ってじっと考えていても、進まないことって多いんですよね。

疲れているのでどうしても眠くなってしまうことも多くて、「今日は私は研究室に寝にきたんじゃないか」と思うほど寝てしまった日もありました(笑)

その点、移動中だと、外界の刺激がいい感じにあって、意外とインプットがはかどりました。

しかも1時間あるので、結構進むんですよね。

移動時間を活用して、わからなかったことについて調べたり、必要な知識に関する本や論文を読んだりしていました。

あとは、発表資料の構成を考えてスマホにメモしたりなんかもしてましたね。

少し早く駒場キャンパスに到着したら、部活までのその隙間時間を活用して、パソコンで資料作成などを進めていました。

前に以下の記事でも書いたように、「家では勉強んない」と決めていたので、隙間時間を見つけては進めていた感じです。

そうやって、週に3回しか研究室に行っていなかったものの、意外とちょこちょこ進めてはいましたね。

逆に、研究室にいる時間は、ずっと研究しているわけではありませんでした。

  • 眠くなったら机で伏せてスッキリするまで寝る
  • 気分転換に大学内を散歩する
  • 校内の書店で参考書を探してみる
  • スマホで美味しそうなご飯屋さんや楽しそうな観光地を調べて気分を上げる

など、かなり積極的にリフレッシュの時間を取り入れていた記憶があります(笑)

眠い状態ややる気がない状態で研究を進めようとしても、なかなか進まないんですよね。

そんな状態で無理に進めようとしても仕方がありません。

「眠い時は潔く寝て、スッキリしてから頑張る!」と決めていました。

実際に、一旦眠ってスッキリした状態になると、頭の働きも全然違うし、やる気も湧いてどんどん進みました。

「たくさん寝てしまった」という罪悪感があるので、自動的にやる気スイッチが入っていたのかもしれません。

どうしてもやる気が出ない時は、諦めてとことん休んでみるの、おすすめです。

とことん休むと、なぜか自然と「さすがにそろそろやらなきゃ」とやる気が出たりするものです♪

研究室生活の時間の使い方のポイント
  • 移動時間を活用していた
  • 積極的にリフレッシュすることで、効率を保っていた

研究室生活でのコニュニケーション

私の研究室は、全部で40名くらいいたと思います。

正確には、2つの研究室が合同で、1つの研究室のような感じになっていました。

その40名が、一つの広い部屋の中に、それぞれデスクを持って研究しているようなイメージです。

40名の構成は、「多様性」がしっくりくる感じの構成でしたね。

東大の4年生、大学院1,2年生、博士、助教、教授。

そして、外国の留学生もたくさんいました。

中国の留学生が一番多かったです。

正確には覚えていないのですが、40名のうち、10名以上は中国の方だったような気がします。

研究室の中で、中国語が飛び交っていました(笑)

台湾やヨーロッパからの留学生も数名もいました。

逆に、男女比で言うとかなり偏りがあって、私が研究室に所属していた1年間は、女性は私一人でした(笑)

ただ、そもそも東大自体が女性は少なくて、さらに工学部だったので、より少なかったです。

「女性が自分しかいない」、と言う状態はよくあったので、慣れてはいました。

研究室のメンバーは、とても真面目でおとなしめの方が多かった気がします。

ただ、毎日みんなが研究室に来るような研究室ではなかったので、研究室に数名しかいない、ということも多かったです。

そんなときには、疲れた時に、研究室にいる人でちょっとした会話をして、気分転換していた記憶があります。

研究で疲れている時の会話って、とても身に染みるんですよね。

そんなにべらべら喋っていたわけではないけど、とても楽しかった記憶として残っています。

あとはお昼ご飯の時間も、コミュニケーションがあるタイミングでしたね。

助教がだいたいその日研究室に来ているメンバーを誘って、みんなで一緒に食べていました。

友達と約束していたり、研究のキリが悪かったりする時は断っていましたが、そうでない時はだいたい私も行っていました。

普段は、中国やヨーロッパの方と話す機会なんてほとんどなかったので、いろんな話が聞けて、とても楽しかったし刺激になりました。

その国の言葉を教えてもらって、ふとした瞬間に使ってみたりもしてましたね♪なつかしー!!!!

もちろん、日本の方との会話も、とても楽しかったです。

同じ研究室のメンバーでも、学年も違いますし、他の大学から大学院から来られた方もいました。

みんな同じ研究室にいますが、それぞれ全然違う経験をしてきています。

そういう方達と会話ができるというのは、なんかとても良かったんですよね。

ふとした会話から、「研究がんばろー!!」と言う気持ちになれたこともありました。

研究室メンバーとの交流が、いい感じに研究を頑張るモチベーションになっていたんですね。

今思うと、これって本当に大事なことだったんだなあと思います。

研究はマイペースで進められますが、その分孤独です。

自分のやる気がなくなってしまったり心が折れてしまったりしたら、そこで終わりなんです。

モチベーションを保てるって、研究にとってとても大事なことだったんだなあと感じています。

コミュニケーションのポイント
  • 研究室仲間との適度なコミュニケーションが、研究のモチベーションにつながっていた

研究室生活での進捗管理

次は、研究の進捗管理の方法を振り返っていきます。

研究室自体では、定期的に研究の進捗発表をする機会がありました。

確か毎週金曜日に、発表の時間が設けられていて、毎回2,3名がスライドを作って発表するようなイメージです。

人数が多かったので、そんなに何回も発表の機会が回ってきたわけではありません。

ただ、発表資料を作るのは大変なので、「あーー、ついに回ってきたか」と毎回思っていました。

一方で、その発表がいい感じの目標になって、研究を進めやすかったように思います。

「次の発表までにここまで研究を進めておこう」という気持ちになるからです。

他にも、毎週「グループミーティング」がありました。

※名前が「グループミーティング」だったか自信がないですが…

おそらく研究内容の近さで、5名ずつくらいのグループに分けられていたんです。

そのグループメンバー+助教で、毎週簡単な進捗報告や相談をするのが、「グループミーティング」です(だったと思います…)。

これも「来週のグループミーティングまでにこれはやっておこう」という感じで、良いマイルストーンになっていました。

完全にフリーだと、卒業直前に何も進んでいないという、大変なことになりかねないので、ちょこちょこ進捗発表、進捗共有の場が設けられていたんでしょうね。

これは、今の私にそのまま適用するのは難しいですが、とてもヒントになります。

自分にとって「マイルストーン」になる予定を定期的に入れてみようかなと、振り返っていて思いました。

まだどういうことが「マイルストーン」になりそうかはさだかでないですが…

資格を受験するとか、コンペに出すとか、何か「締切」になるようなことがあると、目標に向かって進みやすいのかもしれないと感じています。

ここまでは、研究室自体についてでした。

ここからは、私自身の進捗管理について振り返ってみます。

個人的には、普通のリングノートを研究用に使っていました。

そしてそのノートで、

  • アイデアをメモ
  • アイデアの整理
  • やることの書き出し
  • 状況を全部書き出して頭の中整理

などをしていました。

都度頭の中を書き出しておかないと、ちょっと時間が経つだけで、自分でもわからなくなってしまうんですよね。

研究が中途半端なところでも、部活やアルバイトの都合で、途中でも切り上げないといけないことも多かったです。

そんな時は、次回やることをノートにまとめてから帰っていた記憶があります。

そうすることで、次に研究室に来た時にも、「あれ、私何すればいいんだっけ?」とならずに済んで、とてもスムーズだったんですよね。

あとは、もやもやしている時やいまいち進まない時に、状況や悩みをノートに書き出すのも良かったです。

とても頭の中が整理されてスッキリしました。

他にも、ふとしたアイデアを忘れないうちに書き留めておくことも大切にしていました。

アイデアは、思いついた段階では自分以外知らないので、自分が忘れたら、誰も思い出してくれませんね。

もったいなさすぎる!!

だから、ちょっとしたアイデアも書き留めていました。

ノートの他には、「Slack」も活用していました。

研究室内の連絡に「Slack」が使われていたんですよね。

それで、「Slack」の自分とのトークを、研究用に使っていました。

参考サイトのURLを貼ったり、外出中にアイデアを思いついた時に、一旦そこに書き込んだり、といったイメージです。

URLはノートに残せないですし、外出中にいちいちノートにアイデアを書くのは面倒なので、うまく使い分けていました!

進捗管理のポイント
  • 定期的な発表・共有の場が、研究のマイルストーンになった
  • ノートやSlackを活用して、アイデアややることの整理をしていた

研究室生活振り返りから学んだこと

研究室生活は、自由度が高い分、時間管理や進捗管理、モチベーション管理など、自分なりに色々と工夫をしました。

その時は気がついていませんでしたが、今思えば、とても貴重な期間だったんですね♪

会社に入って、かなり状況が変わったからです。

会社員は、時間もやることも、決められた枠の中で行うことが多かったように思います。

働く日も、開始時間も終了時間も、やるべきこともある程度決まっているし制限もかかっているんです。

自由度はかなり低いですよね。(会社によると思いますが、少なくとも私がいたところは…!)

そんな環境で4年間過ごすうちに、だんだん自分で管理する方法を見失っていました。

正確に言うと、「見失っている」とは気がついていなかったのですが、会社を辞めてはじめてそのことに気がつきました。

「決まっている」のは、とても楽ではありますが、その分、「自分で決める能力」は落ちていってしまうのかもしれません。

私は特に、真面目な性格なので、決められていることは、かなり従順に守ってしまうんです。

いや、真面目だからというよりは、従順に従うのが一番楽だからかもしれませんね。

意志が弱めで、強制的に自由にさせられないと、自動的に従ってしまう怠け者です(笑)

この記事を書いて振り返ることで、いかに自分が「自分で管理すること」を怠けていたのかに気がつきました。

まずは気がつけて良かったです♪

研究室生活を振り返った内容を参考にしつつ、より今の自分にあった新しい過ごし方を、少しずつ見つけていきたいです!!

まとめ

いかがでしたか。

久しぶりに研究室生活を振り返ってみて、とても懐かしい気持ちになりました。

書くことで、自分でも気がついていなかったことに気がつけて、とても良かったです。

研究室生活についても、もりもり書きました。

大学生活や研究室生活に興味を持っている方に、少しでも「へ〜」と思う部分があったら嬉しいです。

あくまで一人の例ですが…!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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