整理収納アドバイザー1級の資格を2025年3月に取得し、まずは経験を積むために、知り合いの80代女性の片付けサポートを始めました。
本日(2025/4/11)、片付けサポート2日目に行ってきました。
この記事では、片付けサポート2日目の振り返りをします。
片付けサポート1日目の反省
片付けサポート1日目では、とにかく、ものを4つに分けていきました。




整理の対象は、ものが溜まってしまった物置です。
物置の中の一つの収納を4つに分け終わったら、そのまま新しい収納の中身も出して4つに分類していったんですよね。
でも、いろんな収納に一気に手をつけたので、各分類がどんどん多くなって、だんだん収拾がつかなくなりました。
それに、一気に分類をするので、クライアントも私も、だんだん仕分け疲れしてきました。
4つに分類するもの、指標が曖昧でなかなかうまく分類できなかったんですよね。
片付けサポート1日目の反省は、以下の記事で詳しく書きました。
反省を生かした、片付けサポート2日目の進め方
片付けサポート2日目は、1日目の反省を生かして、
- 1つずつ収納を決める
- その収納の中身を全部出す
- 種類別、人別に分ける
- あまり使っていないものを左、よく使っているものを右に分ける
- 右のもの(使っているものだけ)だけ収納に戻す。
- 左のもの(あまり使っていないもの)のうち、そもそもいらないものはゴミ袋へ。
- 左のもの(あまり使っていないもの)のうち、迷うものは保留袋へ。
という流れで進めました。
工夫したことは、お年寄りなので、仕分けのときにわかりやすく「プレートを置くこと」。
こんな感じのプレートを作って使いました。

意識したのは、文字は大きくすることと、色でわかりやすくしたことです。
この流れで進めると、片付けサポート1日目より圧倒的にスムーズに進みました。
収納1つずつに手をつけるので、着実に進められたんですよね。
1つの収納の中身が終わってから次に進むので、収拾が使いないことにもなりません。
クライアント自身も、
- 「いるか」
- 「いらないか」
ではなく、
- 「使っているか」
- 「使っていないか」
と向き合う機会になったように感じています。
片付けサポート1回目では、
「これは使ってないけどいつか使うかも」
とおっしゃっていたのが、
片付けサポート2日目では
「これは使ってないからいらないな」
とおっしゃるようになりました。
「使用頻度」の指標が思った以上に効いた。
また、ある収納の中身を全部出そうとしたときに、「この収納の中身は全部いる」とおっしゃったんですね。
ただ、その収納の中身はパンパンでした。
なので、
「では、月1以上使うものとそうでないものに分けてみますか?」
と提案してみたんですね。
すると、
「そう言われると、ほとんど使わないものばかりだな」
とおっしゃって。
「使用頻度」を尋ねるのは、仕分けの有効なヒントになるなと感じました。
- 「よく使っているもの」
- 「あまり使っていないもの」
だとざっくりしているので、頻度を盛り込んだ指標にするのもありかもと思いました。
プレートを見直したいです。
本日の片付けサポートで感じた課題
ここからは、本日の片付けサポートで感じた課題をまとめます。
「保留するもの」を置いておく場所がない。
ほとんど使っていないけど、まだ捨てられない「保留するもの」。
ものが多くなってしまったお宅の場合、整理が進んでいない段階では、そもそも「保留するもの」置き場がないなと感じました。
整理を進める順番として、片付けサポート1日目は奥の物置に手をつけました。
そして、物置の整理はまだまだ途中だったのですが、
「普段使う位置を、先に整理した方が良いのかな」
と思い、片付けサポート2日目は、よく使う場所の整理をしたんですよね。
でも、「保留するもの」は、基本的にあまり使わないものなので、物置に置くのですが、結局まだ物置がパンパン。
ものの中に埋もれてしまってわからなくなるかもと感じました。
なのでやっぱり、物置を先に整理した方が良いのかもと思い始めました。
「保留ボックス」は用意していった方が良いかも
また、保留するものを入れるための「保留ボックス」用に、箱などを用意して持参した方が良いように思いました。
本日は、クライアント宅にあるビニール袋を保留袋にしたのですが…
保留袋は一定期間置いておくので、袋だと保管がしにくいと感じました。
クライアントが一人のときに進められる「1日1捨」をお勧めしてみる
クライアント宅は、かなりものが溜まってしまった状態なので、収納一つずつ進めていくと、おうち全体がすっきりするには、かなりの時間がかかりそうなんですよね。
クライアント自身、「2年くらいかかるかもな…」とおっしゃっていました。
それと同時に、
「一人のときにも進めておけば良いのよね。でも結局やらないのよね…」
とおっしゃっていました。
その時は何もアドバイスできなかったのですが、やっぱり、
「もう少し進められる方法はないかな…」
と思い…
そこで、「1日1捨」をおすすめするのはどうかと、ふと思いました。
クライアント一人のときに、収納の中身をガッツリ片付けるのは、どうしても負担になるし、取り組むハードルも高いですよね。
でも、「1日1個何か捨てる」なら、ハードルが下がるかもしれないと感じました。
クライアント自身、「ものを減らしてすっきりしたい」と願っていらっしゃるんですよね。
1日1個ずつだとしても、1年で365個。
その数を捨てるのと捨てないのとでは、大きな違いになります。
そして、「今日はこれを捨てました」とLINEで報告をしてもらうのも、継続のモチベーションになるかもしれません。
そうすれば、実際に私がクライアント宅に行かない日にも、少しずつ整理が進みますし、クライアント自身にも捨てる習慣がつきそうです。
「ものがかなり多くなってしまったおうち」の方には、私がいない日にもご自分で取り組んでいただける、「1日1捨」をおすすめしてみたいと思います。
今日の持ち物
最後に、今日の持ち物を簡単にご紹介したいと思います。
今日持参したのは、
- 油性ペン
- 色ペン
- 布テープ
- マスキングテープ
- ハサミ
- 仕分けプレート
です。


油性ペンは、ラベリングで大活躍しました。
布テープとマスキングテープは、ラベリング用で持参しましたが、クライアントが、紙に書いて入れておきたいとのことだったので、油性ペンでクライアントの紙に書いてラベルにしました。
クライアントによって希望のスタイルも異なるので、ラベル用の紙も用意したいなと思いました。
また、まだ収納検討段階には至っていませんが、今後のことも考えて、内法メジャーも購入しました。
プロマートのインタービジョンというものです。

▼ プロマートのインタービジョン
おわりに
片付けサポート2日目の振り返りをしました。
やっぱり実際に片付けサポートをすると、気づくことが本当に多くて、自分自身もどんどん成長できますね。
片付けサポート→振り返り→反省を反映して片付けサポート、を繰り返し、整理収納アドバイザーとしての、自分なりのスタイルを確立していきたいです。