休職から退職へ:東大卒ミニマリストの心の変化と決断の道のり

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241024_休職から退職 みくのこと

こんにちは。みくくくろぐのみくです。

私は、新卒で大手の上場老舗企業に入社。

4年間ずっとその会社に勤めていたのですが…。

4年目の6月に適応障害に。

2ヶ月間の休職を経て、退職しました。

まさか私が会社を辞めるなんて、もともとは想像もしていなかったんですね。

今日は、私が休職してから退職するまでのことを書いていきます♪

退職するまで、とても悩んだ

さらっと、

退職しました

と書いているものの、実際は「退職する」と決めるまでに、かなり迷って。

正確には、「退職したい」と心の奥底では早くから思っていましたが、実際に決断する勇気がなかなか出なかったんですね。

適応障害になって休職する前から、

  • 「あー、このままこの会社で働いてていいのかなあ…」
  • 「仕事内容が全然興味を持てないし、やる気も出ないなあ…」
  • 「会社の人たちと全然考え方が合わないし、正直に伝えてもうまくいかないなあ…」

など、色々なもやもやを感じていて。

でも、給料や福利厚生がとてもよかったし、残業もほとんどしないホワイトな働き方ができていたんです。

だから余計に手放しがたく…

退職する」という決断が、なかなかできませんでした。

「キャリアブレイク」を知った

そんな私にとって転機は、

仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略

という本との出会いでした。

書籍はこちら▼

上に書いたように、当時の私は仕事に対して色々なもやもやを抱えていて。

この本の題名を見て、「なんだと!本当かなあ・・・」と、衝撃を受けました。

気になるので、すぐに購入。

そして、「キャリアブレイク」という選択肢を知ったんですね。

もやもやしてるのに何も行動できていなかった当時の私は、

キャリアブレイクって今の私に最も必要なことなのでは??

と思いました。

適応障害になり、休職

ただ、その本を読んですぐにキャリアブレイク…とはいかず。

結局行動できないまま、日々が過ぎていきました。

でも、ある日、いよいよ嫌になって…

このままだと私、壊れる

と思いました。

それで、「明日から絶対に休む」と決意。

明日もこの会社に通常通り出勤するなんて、もう無理だな、考えられないな

と感じたんですよね。

その時期、チームの上司と先輩との関係で、大きなもやもやを抱えていて。

それを我慢して

上司や先輩とは、考え方が合わないだけ。私が我慢したり考え方を変えたりすればいいんだ。

と自分に言い聞かせていたんですね。

でも、そうやって自分を抑えているうちに、いつの間にか、

  • 自分の正直な意見を言うことがとても怖い
  • 面白いことを面白いと感じられない

ような状態になっていて。

夜に全然眠れない、動けないといった症状はなかったので、

本当に休んでしまっていいのだろうか

という思いもありました。

でも、

このまま会社に行き続けていたらもっとひどい状態になるだろうし、休む判断すらできなくなってしまうだろう

と感じて。

それで、自分を守るために、「休もう」と決めたんですね。

この時点で休むと決められたのは、

仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略

で休むことの大切さを感じていたからだと思います。

休むには医師の診断書が必要なので、病院を受診。

適応障害」と診断されました。

休んだことで、健康じゃなかったことに気がついた

当時は正直、

「私って本当に適応障害なのかなあ」

と思っていた部分もあって。

でも、休んで元気になった今振り返ると、あの時は全然健康じゃなかったと気が付きました。

当時は、

  • 毎日不安ばかりで胃がキリキリ
  • 朝起きて会社に行くのが憂鬱すぎる
  • 嫌なことを考えては家でため息
  • ストレス発散のために買い物や食事

と言った感じで。

これくらい誰でもそうだよね

と思っていたのですが、休んだことでそれらがなくなって。

いかに自分が不健康だったのかを実感しました。

本当に休んでよかったです。

精神的に健康じゃないことに自分で気がつくのは、とても難しいことなんですね。

日々自分の状態を確かめて、疲れ切ってしまう前に休むことは、とても大事だと思いました。

休職1ヶ月目:休み方の試行錯誤

ここからは、休職してからのことを書いていきますね♪

まず休職初日。

休職する」決断ができた自分に、びっくりしていました。

まさか自分が休職するなんて、全く想像していなかったので…。

小学校から高校まで皆勤賞
大学も留年せずに真面目に卒業
会社に入ってからも毎日真面目に出社…

そんな休み知らずだった私。

だから、とても勇気のいる決断ができた自分を、今でも褒めてあげたいです。

そして、ついに休職できた喜び・感動と同時に、

突然の休みをどう過ごしていいかわからない

という気持ちも湧いてきて。

せっかくの休みなんだから、何かしなければ…

という変な焦りもありました。

それで、休職初日に、大阪にいる大学時代の先輩に連絡

次の日に会いに行きました。

その先輩は、退職や転職を経験されていて。

話がしたかったんですね。

それにその先輩は、とっても優しくて。

求めていないアドバイスはしないし、否定もしない。

ただ受け入れて話を聞いてくれるような方なんです。

私はそんな先輩に、ただただ話がしたかったのですね。

休職するのは一人で決断したので、ひとりぼっちの感覚になっていて。

だから、先輩に会って、自分が辛かったこととや嫌だったこと、休んだ理由を聞いてもらえたことで、

わかってくれる人がいるんだな

と思えてとても心強かったし、救われた気がしました。

大阪旅から帰ってきた後も、

せっかくの休みだから何かしなければ…

という気持ちがしばらく続いて。

行ったことのないカフェに行ってみたり、少し遠出したりしてみました。

でも、だんだん、

この過ごし方では、本当の意味で休めてはいないな

と感じたんですね。

刺激はあって楽しいのですが、その分疲れるんです。

実は「適応障害」と診断されて、医師からは、

なるべく決まった時間に起きて、午前中に近所を散歩、あとはお家でゆっくり

という過ごし方をお薦めされていて…。

でも、

私は大したことないから大丈夫

と全然守っておらず。

外出ばかりしてあまり休めていないのを感じ、

やっぱり私は少し休んだほうがいいのかもな

と自覚ました。

早起きは苦手で、どうしても「午前中に散歩」とまではいきませんでしたが…

おうちや近所のカフェでゆっくりお昼ご飯を食べて、そのあとは好きなテレビをゆっくり見る

という「ゆっくり」ベースの過ごし方に変えました。

そうすると、すごく疲れがとれて、心も体も少しずつ充電できている感じがして。

やっぱり、お医者さんの指示には、きちんと従わなきゃですね…

休職2ヶ月目:転職活動の失敗とフリーランスへの興味

休職期間は、1ヶ月ごとに延長の判断。

1ヶ月間でだいぶ休むことはできたものの、まだ「復帰する」というのは全く考えられず。

私は病院で診断書をもらい、休職を1ヶ月延長することにしました。

ただ、今度は、ゆっくりしてばかりではダメだと感じて…。

次の道に向けて進む期間にしようと決意。

転職サイトに登録して、転職活動を始めました。

いくつか興味のある企業に連絡して、カジュアル面談も行いました。

ただ、休職中の面談だからか、イマイチうまくいきません。

面談していてなんとなく、

あんまり私のことを求めていなさそうだな

と感じてしまうんですね…

私の中でも、

休職中の転職活動に対する罪悪感

があったし、

まだ、

新しい職場で仕事をする自信

も持てていなかったのかもしれませんね。

書類選考にもいくつか応募したのですが、どこも書類で落ちて…

面接にすら進めませんでした。

履歴書に、「適応障害で休職中」と正直に書いていたんですね。

「そんなの書かなくてよかったんじゃない?」とよく知り合いからも言われるのですが…

当時の私には、もしそれが後からバレたとして、

いえ、もう完全に元気ですし、絶対に大丈夫です

と言える自信もなくて。

ただ、書類で全部落ちるとは想像していなかったので、ちょっとびっくり。

でも、正直少し安心した部分もありました。

まだ、会社で働くことへ自信を持ちきれていなかったので。

転職活動は失敗した」を、まだ次に進まない(自分自身への)言い訳にできるからです。

ただ、

復帰はしたくないけど、転職もできない

状況になったことで、「フリーランス」という選択肢が私の中に出てきました。

もともと「フリーランス」という働き方に興味はあったんですね。

フリーランス=不安定」のイメージがあって、なかなか踏み出せませんでしたが…。

窮地に追い込まれたことで、挑戦する勇気が湧きました。

それで、まずはフリーランスについて知ろうと思って。

フリーランスに関する本を買っては読んでいきました。

このときに読んだ本は以下の記事でまとめました▼

こうして休職2ヶ月目は、転職活動やフリーランスについて勉強するうちに終わりました。

休職3ヶ月目:退職という決断

そしてまた、休職の延長判断の時が来て。

正直復帰なんて全く考えられませんでしたが、なかなか「退職する」決断ができず。

心苦しかったですが、焦った決断はしたくなくて、休職を延長することにしました。

それまでの私は、安定している道を選んできたんですね。

小中高一生懸命勉強して東大に入学、無事卒業して大手上場企業に入社。

給与も福利厚生も充実、残業もほぼなしの、とても安定した働き方ができていました。

そんな生き方をしてきたからこそ、今の安定した道を手放して不安定な道を選ぶことが、とても怖かったんですね。

でも、

今の道は続けられない、このままじゃ後悔する

と思ったから、休職しているわけで。

ここから先でどんな道に進むにしろ、その会社に復帰することは、私にとって後戻りでしかないんですね。

その道を手放しきれずに、決断を後回しにしているのと同じなんです。

それに、私の性格上、復帰したらまた「退職する」ハードルは上がるばかりです。

自分自身が耐えられなくなって休職した今のタイミングでないと、退職する勇気は持てないと思いました。

ずるずる今の会社に居続けるのは、ずっと苦しむことになるし、一度きりの人生を後悔してしまうと確信していて。

やっぱりそんな後悔はしたくないと思い、ついに「退職する」と決めました。

まとめ

いかがでしたか。

まさか私は会社を辞めるなんて…

自分でも全く想像していなかったので今でもびっくりしています。

でも、それができた自分を本当に褒めてあげたい。

「会社員」はミニマリストの私が手放したもので、一番大きかったです。

これからどうなっていくかわからないけど、「会社員」を手放したことで、今の私にはいろんな選択肢があって。

少しずつ前に進んでいきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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